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阿久根市の竹原信一市長が、市議会を開かないまま専決処分を乱発している問題で、県の市議会議長会は、法律を改正して議長にも議会の招集権を与えるよう求める議案を全会一致で採択しました。
竹原市長は今年5月以降、職員のボーナスカットなど重要な案件で専決処分を繰り返す一方、定例の6月市議会を招集せず、議会側は臨時議会の開催を要請し、伊藤知事も竹原市長と直接面談して指導を行いました。
しかし、竹原市長は「議会は自分に対し不信任の状態にある」という理由で、これを拒否。その後も、およそ9300万円にのぼる補正予算、そして法律で議会の同意が必要とされる副市長の人事まで、専決処分で決めました。
重要な事柄が、市議会のチェックを一切受けずに市長一人の裁量で決められるという異例の事態が続きますが、議会の招集権が市長だけにある現状では議会側に打つ手はありません。そこで29日、種子島で開かれた県の市議会議長会総会で、阿久根市の濵之上大成議長は一定の条件を満たした時は議長も議会を招集できるよう地方自治法を改正すべき、と訴えました。
そして全会一致で、議長も議会を招集できるよう求める議案が採択されました。
今回の議案は議長会として政府に提出されますが、これが異常事態の続く阿久根市政の正常化に繋がるのか、今後は政府の対応にも注目が集まりそうです。
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宮崎県の口蹄疫の影響で延期が続いていた県内最大の畜産地帯・曽於地区の子牛のせり市が、約4か月ぶりに29日から再開されました。
県内最大の畜産地帯・曽於地区は宮崎県に隣接していることから県内で最も口蹄疫の影響を受けた地区のひとつです。特に都城市での発生では、曽於市財部町の一部が家畜の搬出制限区域に入り緊張が走りました。現在も国道など幹線道路の消毒ポイントではこれまで通り車の消毒が続いています。4カ月ぶりのせり市再開となった曽於中央家畜市場には、他の施設と同様に人や牛の消毒装置が設置されました。29日のせり市には本来なら4月に出される予定だった子牛が出荷されました。通常は生後280日程度で出荷となりますが、今回は370日前後たっているためかなり大き目の子牛が目立ちます。農家の関心事はやはり取引価格ですが、540頭が出荷された29日の平均価格は前回の3月をやや上回る39万4000円余りとなりました。しかし、今回は3カ月分のえさ代が余分にかかっているだけに生産者に笑顔はありませんでした。曽於地区では、4月分のせり市を8月1日まで、5月分のせり市を8月17日から開き、10月には正常な状態に戻すということです。
これまで年間で最大190日間に限られていた種子島宇宙センターからのロケットの打ち上げが、来年4月からは期間に制約なく行われることになりました。
これは、JAXA・宇宙航空研究開発機構と鹿児島や宮崎など5つの県の漁業関係者の間で合意したものです。29日は県庁で調印式が行われ、確認書にJAXAと漁業関係者の代表が調印しました。ロケット打ち上げの際は落下物の危険性から周辺で漁業関係者が操業できなくなることから、これまでは年間で最大190日間の打ち上げ期間が決められていました。しかし今後、国外からの商業衛星の打ち上げ受注など国際競争力を高める必要があることや、去年9月に前原国土交通大臣が種子島以外のロケット発射場の新設を示唆したことから、関係機関の間で調整が進められていました。29日の合意で、来年4月以降は1年を通じて種子島からの打ち上げが可能となります。
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来年3月に迫る九州新幹線鹿児島ルートの全線開業に向け、県外でのPRキャンペーンや開業日の前後に実施されるイベントの概要が決まりました。
九州新幹線が全線開業すると山陽新幹線に乗り入れる直通列車さくらで鹿児島中央~新大阪間が約4時間で結ばれ、鹿児島の経済や観光など様々な分野に大きなチャンスが訪れるものと期待されています。29日は鹿児島市で民間企業や団体・沿線の自治体などが参加して全線開業関連イベント実行委員会が開かれました。会では、全線開業を「鹿児島さくら街道」という新しい道の誕生に見立て、開業日を中心に鹿児島中央・川内・出水の各停車駅で郷土芸能や特産品のPRなど統一感のある演出によるイベントを実施することを決めました。また、県外に向けては、奈良県で開催中の平城遷都1300年祭で来月PRを行うなど積極的な取り組みを進め、12月に東北新幹線の開業を控える青森県との連携も強化することが確認されました。実行委員会では、全線開業を一時的に人を集めるのではなく双方向の交流・往来を生み出すものと位置付け、開業への準備を進めたいとしています。
