大阪の高級料亭グループ、船場吉兆(せんばきっちょう)が鹿児島産の牛肉を「但馬牛(たじまぎゅう)」と偽装表示していた問題で、県は「偽装行為は遺憾」としながらも「鹿児島黒牛の質の高さが証明された」として今後は鹿児島黒牛と正しく表示して販売するよう求める文書を船場吉兆に送りました。
この問題は、「船場吉兆」が鹿児島産や佐賀産の牛肉を「但馬牛」などと偽装表示して販売していたもので、大阪府警は今月16日、船場吉兆の家宅捜索に乗り出しています。
この問題で佐賀県は「佐賀牛の評判を落とす」として船場吉兆側に抗議していますが、きょうの定例会見で伊藤知事は 「不幸な事件が起こったがある意味で鹿児島牛のレベルの高さが証明されたようなもので今後は鹿児島牛として使ってほしい」とのべ佐賀県とは異なる見解を示しました。
県では船場吉兆の社長宛に、今後は鹿児島黒牛であることをきちんと表示して販売するよう求める知事名の文書を、きょう郵送したということです。
またきょうの会見では、水俣病問題も取り上げられ、1人あたり150万円の一時金などを盛り込んだ与党案を原因企業のチッソが拒否したことについて伊藤知事は「チッソは、なるべく早い全面解決を目指して、もう少し真剣に考えてほしい」と批判しました。
