20日南九州市で仏壇工場が全焼し従業員4人が死傷した火事で、警察と消防は21日朝から合同で実況見分を行い、火事の原因を調べています。警察は、業務上過失致死傷の疑いも視野に入れ関係者から事情を聴いています。
この火事は、20日午前11時ごろ南九州市川辺町の3階建ての仏壇工場が全焼したもので、焼け跡からこの会社の従業員・小松チエ子さんと後野久美子さんが遺体で発見されたほか、2人が骨折などのケガをしました。警察と消防では、21日午前10時から関係者の立会いのもと合同で実況見分を行いました。これまでの調べで、火元は2階の塗料を塗る作業場付近とみられていて、近くには電気ストーブが置かれていたということです。
警察と消防では塗料の吹き付け作業中に電気ストーブに引火した可能性もあるとみて調べています。また21日は、鹿児島労働基準監督署の担当者も火事の現場を訪れました。会社側が労働安全衛生法に違反している恐れがあるとみて調べることにしています。従業員の話によりますと、出火当時に火災報知器が鳴らなかったということで、警察では火災報知器の点検が十分でなかった可能性もあるとみて業務上過失致死傷の疑いを視野に入れ会社側から事情を聴いています。
