暴力追放運動のリーダーに対する傷害事件で、逮捕された暴力団の組長が鹿児島市に所有するビルを組事務所として使用しないようにと地元の住民50人が29日、鹿児島地裁に仮処分を申し立てました。
この仮処分の申し立ては、組事務所周辺の住民たちが去年12月から数回にわたり弁護士と話し合いを進めていたものです。
申し立てなどによりますと、問題となっているビルは去年10月、暴力追放運動のリーダー、妹尾博隆さんが男に刃物で刺された事件で組員らに犯行を指示したとして逮捕された山口組傘下の暴力団組長、松下光生容疑者がおととし12月に購入したもので、現在は組事務所として使われています。
住民らは、鉄板や防弾ガラスで覆われた組事務所があると住民の不安が極めて大きく、事件以降、店の売り上げが減少し不動産価格も下落するなど、平穏な日常生活ができなくなり、人格権が侵害されたとしています。
代理人の福元紳一弁護士は「住民は1日も早く、要塞化した組事務所がなくなることを願っているので、住民と一緒に頑張っていきたい」と話しています。
