九州電力が川内原発の増設計画を明らかにしたのは1992年のことでした。当初は、川内原発の敷地内に130万キロワット級の原発を1基か2基増設し、早ければ2008年には運転を始めたいとしていました。その3年後に着手した地質の予備調査はおよそ1年半かけて行われ、その結果は「原発の建設に支障はない」というものでした。県庁の玄関で市民グループの猛烈な抗議を受けながらも九電が県に正式な環境調査の実施を申し入れたのは2000年のことです。調査の実施については関係市町村の一部にも反対の声があり、当時の須賀知事が出した結論は「当分の間、判断を留保する」というものでした。そして「調査と増設を切り離す」という、当時としては異例の条件を付けたうえで須賀知事が調査の実施を了承したのは、申し入れから2年8ヵ月後の2003年5月のことでした。その年の10月には調査が始まりましたが、漁業関係者の反対などで調査期間そのものが延長されたこともあり、増設計画の表明からきょう8日の申し入れまでには17年という時間が経過しました。
